鋼製地中連続壁工法とは、安定液掘削工法または原位置土撹拌工法により造成された溝中に、鋼製連壁部材NS-BOXを建込み、地中連続壁体を構築する工法です。前者を鋼製地中連続壁工法-Ⅰ(コンクリート等充填鋼製地中連続壁工法)、後者を鋼製地中連続壁工法-Ⅱ(ソイルセメント鋼製地中連続壁工法)と呼びます。NS-BOXとは平行フランジ型の鋼製土留め壁部材で、フランジの両端部に嵌合タイプの継手が設けられた構造部材です。本工法は土木学会技術開発賞および国土技術開発賞を受賞し、都市型の土留め工法として高い評価を得ています。
安定液掘削工法により地盤を掘削し、NS-BOXを建込んだ後に、コンクリート等充填または安定液を固化する工法です。
原位置土撹拌工法により造成されたソイルセメント中にNS-BOXを建込む工法です。
鋼製地中連続壁は仮設兼用本体地下壁として以下のような用途があります。
・道路、鉄道等の開削トンネル
・地下駅、地下駐車場、下水処理場、擁壁